
2017年12月3日(日)4回中京2日
第18回チャンピオンズカップ(G1)
2000年に日本で初のダート戦の国際招待競走として開催されたレース。
初めは東京競馬場2,100mで開催されていたこのレースも2008年からは阪神競馬場での開催になり距離も1,800mへ変更。
そして2014年から中京競馬場にて開催された。
今回のチャンピオンズカップとしてのデータは3年分しかないためあまり参考にはならないが、毎年G1馬、そしてG1級の馬が集うレースになるため好きな馬を買うのも一つかもしれない。
では早速、このレースの過去(3年分)のデータから見ていきたいと思う。
◆人気
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1番人気(0-1-0-2) 馬券圏内率33.3%
2.2~3.3倍圏内 馬券圏内は2.2倍2着
2番人気(1-0-0-2)馬券圏内率33.3%
3.7~5.9倍圏内 馬券圏内は、5.9倍1着
3番人気(0-1-1-1)馬券圏内率66.6%
3.8~7.1倍圏内 馬券圏内は、3.8倍2着7.1倍3着
4番人気(0-0-0-3)馬券圏内率0%
7.5~12.4倍圏内
5番人気(0-0-1-2)馬券圏内率33.3%
8.3~12.6倍圏内 馬券圏内は、12.6倍3着
6番人気(1-0-0-2)馬券圏内率33.3%
12.1~15.9倍圏内 馬券圏内は、15.9倍1着
7番人気(0-0-0-3)馬券圏内率0%
19.2~21.0倍圏内
8番人気(0-1-0-2)馬券圏内率33.3%
20.7~29.3倍圏内 馬券圏外は、20.7倍2着
9番人気(0-0-0-3)馬券圏内率0%
21.2~39.6倍圏内
10番人気以下(1-0-1-18)馬券圏内率10%
26.6~369.0倍圏内 馬券圏内は、66.4倍1着 40.4倍3着
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人気別に見ると、3番人気が複勝率だけで言えば良いがデータが少ないため人気別での傾向は見当たらない。
オッズが100倍以内の馬であれば、1着もあるため人気はあまり関係なさそうだ。
◆配当 (過去10年平均)
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単勝平均2,940円(最高配当6,640円 最小配当590円)
馬連平均5,966円(最高配当11,040円 最小配当1,390円)
3連複平均16,743円(最高配当27,320円 最小配当11,180円)
3連単平均158,433円(最高配当318,430円 最小配当70,890円)
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配当はご覧の通り。
過去3年は比較的波乱傾向にある。
そのため平均配当もやや高めになっている。
◆枠・馬番
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1枠(0-1-1-3) 馬券圏内率40%
2枠(1-2-0-3) 馬券圏内率50%
3枠(0-0-1-5) 馬券圏内率16.6%
4枠(1-0-0-5) 馬券圏内率16.6%
5枠(1-0-0-5) 馬券圏内率16.6%
6枠(0-0-1-5) 馬券圏内率16.6%
7枠(0-0-0-6) 馬券圏内率0%
8枠(0-0-0-6) 馬券圏内率0%
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1番(0-1-0-2) 馬券圏内率33.3%
馬券に絡んだ馬は、3番人気
2番(0-1-1-1) 馬券圏内率66.6%
馬券に絡んだ馬は、1.5番人気
3番(0-0-0-3) 馬券圏内率0%
4番(1-1-1-0) 馬券圏内率100%
馬券に絡んだ馬は、8.10.12番人気
5番(0-0-0-3) 馬券圏内率0%
6番(0-0-0-3) 馬券圏内率0%
7番(0-0-0-3) 馬券圏内率0%
8番(2-0-0-1) 馬券圏内率66.6%
馬券に絡んだ馬は、2.6番人気
9番(0-0-0-3) 馬券圏内率0%
10番(0-0-0-3) 馬券圏内率0%
11番(0-0-0-3) 馬券圏内率0%
12番(0-0-1-2) 馬券圏内率33.3%
馬券に絡んだ馬は、3番人気
13番(0-0-0-3) 馬券圏内率0%
14番(0-0-0-3) 馬券圏内率0%
15番(0-0-0-3) 馬券圏内率0%
16番(0-0-0-2) 馬券圏内率0%
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枠番、馬番別では明らかに内枠有利のデータ。
3年分のデータのため過剰に信頼してしまうのは禁物ではあるが、1.2枠が圧倒的優位な状況で、また、偶然にも偶数馬番の馬が9頭中8頭もいる。
迷った時の一択として取捨するのもあるかもしれない。
◆馬齢・性別・所属
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3歳 (0-1-0-4)馬券圏内率20%
4歳 (0-0-0-12)馬券圏内率0%
5歳 (1-1-2-8)馬券圏内率33.3%
6歳 (2-1-1-5)馬券圏内率44.4%
7歳 (0-0-0-4)馬券圏内率0%
8歳以上(0-0-0-5)馬券圏内率0%
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牝馬 (1-0-0-2)馬券圏内率33.3%
牡馬・セン(2-3-3-37)馬券圏内率17.7%
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美浦 (1-1-1-6) 馬券圏内率33.3%
栗東 (2-2-2-30)馬券圏内率16.6%
海外 (0-0-0-2 )馬券圏内率0%
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このように見ると、年齢別では、5.6歳の相性がいいレース。
反対に4歳はこれまでは好走できておらず、1番人気だったコパノリッキーも惨敗しているため相性はよくないのかもしれない。
性別では牝馬の出走は少ないが2015年にはサンビスタが12番人気にも関わらず勝利。
性別はさほど気にする必要もないだろう。
所属別では、美浦所属がややリードしているため念頭には入れておきたい。
◆馬体重
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~400㎏ (該当なし)
400~419㎏(該当なし)
420~439㎏(該当なし)
440~459㎏(0-1-0-2)馬券圏内率33.3%
460~479㎏(2-0-1-1)馬券圏内率75%
480~499㎏(0-0-0-8)馬券圏内率0%
500㎏~ (1-2-2-27)馬券圏内率15.6%
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ダート戦では、ある程度馬体が必要のため全体的に大型馬が多い。
しかし、それに相反して479㎏以下の馬の方が好走しているのが分かる。
479㎏以下の馬が9頭中4頭3着以内に来ており、内牝馬は1頭のみのため性別に関わらず該当するデータと言える。
◆脚質
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逃げ(0-0-0-3)
先行(1-1-2-6)
差し(1-1-0-16)
追込(1-1-1-13)
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このレースでは先行が有利なデータとなっている。
直線が長いコースのため、差し、追込の馬も来てはいるが中京1,800mダートで見ても逃げ、先行が優勢のため過去3年では逃げ馬は来ていなくても注意が必要だろう。
◆前走レース・着順・人気別
前走レース
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JBCクラシック(2-1-1-11)
6頭が登録。
注目は昨年のこのレースを制したサウンドトゥルー。
JBCクラシックも初制覇を果たし勢いに乗る7歳馬。
その他アウォーディーやケイティブレイブなどこのレースを使った馬が一番来ていることもあり軽視はできなさそうだ。
JBCレディスクラシック(1-0-0-1)
該当馬なし。
JBCスプリント(0-0-0-1)
コパノリッキーが登録。
チャンピオンズカップが開催されてから毎年出走はしているが全て惨敗。
なかなか相性の良くないコパノリッキーだが、今回はローテを変えての出走で一変を期待したいが...
みやこS(0-1-1-11)
6頭が登録。
注目はテイエムジンソク!
前走のみやこSで初めて重賞制覇を果たし勢いに乗っている。
みやこS組からのチャンピオンズカップ制覇はまだいないため初制覇の栄冠を勝ち取りたいところ。
エルムS(0-0-1-0)
該当馬なし。
武蔵野S(0-1-0-9)
カフジテイクやノンコノユメ、サンライズソアなど6頭が登録。
武蔵野Sは大波乱の結果となったが、1.3着とも不在。
2着馬のサンライズソアは、ダート戦ではいまだ着外はなく安定した走りでG1でも好走ができれば配当が面白い。
MCS南部杯(0-0-0-1)
ゴールドドリームが登録。
今年のフェブラリーSを制しG1馬となったこの馬も近走は好走できず。
前走も5着で見せ場なく現時点では難しいか...
シリウスS(0-0-0-1)
メイショウスミトモが登録。
シリウスSを11番人気での勝利。
波乱を演じたこの馬が、G1でも好走すればさらなる大波乱を演じることになるが果たして...
オープン特別(0-0-0-1 )
海外 (0-0-0-2)
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その他、韓国で行われたコリアカップ(G1)を制したロンドンタウンも登録しており、前々走のエルムSでは、レコード決着でテイエムジンソクにも快勝している。
遠征帰りが気になるが能力的には勝ってもおかしくはない!
前走着順
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1着(0-2-1-9)
2着(1-0-1-2)
3着(1-1-0-8)
4着(1-0-0-3)
5着(0-0-0-5)
6着(0-0-0-1)
7~9着(0-0-0-5)
10着~(0-0-1-5)
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前走着順別では、9頭中7頭が3着以内。
大半は前走でも好走しており、大敗している馬は買いにくいデータとなっている。
前走人気
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1番人気(1-0-0-7)
2番人気(0-2-1-6)
3番人気(0-0-1-6)
4番人気(1-1-1-4)
5番人気(1-0-0-2)
6番人気(0-0-0-2)
7~9番人気(0-0-0-7)
10番人気~(0-0-0-4)
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前走人気別では、5番人気以内の馬が来ているのが分かる。
基本的に人気の馬から買って良さそうだが、なぜか1番人気の馬は戦績が良くないためデータが少ない以上は鵜呑みにはできない状況。
◆まとめ・短評
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☆人気
人気だけではデータが少なく買えない状況。
下位人気の馬も来ているため人気は気にせずに買いたいところ。
☆枠番・馬番
中京1,800mダートでは、内枠有利で特に2枠の戦績が良くこのレースでもその傾向がある。
内枠の馬と過去3年で見れば偶数枠が圧倒的に有利なため使えそうなデータかもしれない。
☆脚質
チャンピオンズカップでは、いまだ逃げから好走した馬はいないが、コース的にも前有利な状況。
2014年の初開催年も前4番手以内が3着内を独占といったレースもあるため逃げ、先行の軽視はできない。
☆前走着順
前走の着順も掲示板には乗らなければ好走していないデータ。
これはジャパンカップダートの時でも言えるデータでダートG1での必須条件かもしれない。
☆その他
チャンピオンズカップ過去3年できた9頭のうち7頭は左回りの馬券圏内率が5割を超えていた。
反対に2年連続で1番人気になって惨敗したコパノリッキーは5割を切っていたため参考にするのもありだろう。
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■以上を踏まえて、枠順確定前予想!
◎テイエムジンソク
馬、厩舎共にG1初制覇がかかる大事な1戦。
勢いも十分だがそれ以上に能力も匹敵しているためここを勝って今後のダート界を牽引してほしい!
◯カフジテイク
近走は掲示板止まりでなかなか厳しい状況ではあるが、長い直線でのキレをこの舞台で観たい!
昨年の同じレースでも勝ったサウンドトゥルーには及ばなかったが上がり2位のタイム。
この差はサウンドトゥルーが内、カフジテイクが外を回った差の結果。
今回ロスなく走れば勝ちも十分だ!
▲コパノリッキー
はっきり言ってこのレースとの相性は最悪。
ただ今回はこれまでのローテも変更して一変があってもおかしくない。
また、なんといってもこの馬はダート界を代表する存在で今年で引退。
応援も込めて買いたい馬。
△アウォーディー
前走は4着に敗れはしたものの休み明けの分。
このレース昨年2着の実績もあり、また、脚質的にも好位で走れるため上位は確保できそう。
穴サンライズソア
重賞はいまだ未勝利だが、堅実な走りができる馬でダート戦いまだ馬券圏外はなし。
このレースでも3着以内があってもいい。